2016年11月10日
お釈迦様の言葉
お釈迦様は生まれた時
七歩歩いて
右手で天を、左手で地を指し
「天上天下唯我独尊」
と仰ったそうです。
この「天上天下唯我独尊」とは
いつの時でも
どこに生まれても
どこにいても
尊い私の“いのち”をいただいた
という意味なんだとか。
この「私」は
他と比べることのできない
この世でたったひとりの「自分」のこと。

「七歩」にも意味があります
人が生まれ持ち
なかなか越えられない
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天
の6道がまずあって
地獄とは、人と通じ合えない悲しい世界
餓鬼とは、いくら頂いても満ち足りず
欲しい欲しいと言っている心
畜生とは、「こん畜生!」と相手を罵倒し
ごめんねと言えない人
修羅とは、相手の声を聞こうとせず
誰も認めない人
人間とは、人間であるがゆえに考え過ぎて
悩みを持ってしまうこと
天は、人気が出たり儲かったりして
天狗になってしまう人
これらを乗り越えて
七歩目を歩みだしてほしい
という願いが込められているのだそうですよ。
気を付けたいことばかりですね。